注文住宅・工務店に依頼してこだわり実現イメージ通りの家を建築

注文住宅は、そこに住む人の好みを反映させて建てるオーダーメイド住宅です。一般的に戸建て住宅を手に入れる場合、この注文住宅か建売住宅のどちらかを選択することになります。注文住宅、建売住宅、ともに長所と短所がありますので、よく検討してから購入するようにしましょう。

注文住宅の定義

注文住宅

注文住宅は、住宅を新築する際の一つの形です。注文住宅は、読んで字の如く、「注文して作る住宅」です。これから建てる家の間取りやエクステリア、インテリア、すべてを「住む人」の好みにより作り上げるオーダーメイド。自分好みのマイホームを夢見てきた人にとっては、この注文住宅が夢を現実にする唯一の方法です。

注文住宅の定義

注文住宅

注文住宅は、住む人が自身の夢の住まいを実現するオーダーメイド住宅。しかし、一から自分好みの家を作り上げることはそうかんたんなことではありません。そのため、現在はもう少しオーダーしやすい形で作る注文住宅も増えています。

フルオーダー住宅・理想を形に

フルオーダー住宅は、自分が住む家を、すべて自分好みに仕上げるスタイルの注文住宅です。建材選びも、部屋の内装も、すべて自分で工務店に依頼する形になるので、それ相応の建築に関する知識は必須です。

たとえば、海と富士山が両方望める神奈川某所にフルオーダーの注文住宅を建てるとしましょう。この立地を考えただけでも「夢のマイホーム」といった感じですね。準備期間も相当長いものになるはずです。中にはどうしても実現できないことも出てくるかもしれません。業者さんから「これは無理だ」と言われるかもしれません。

しかし、突き詰めた夢を形にすることがフルオーダー注文住宅の醍醐味です。そのため、もしかしたら工務店と話をするだけでも数ヶ月という月日が流れてしまうかもしれません。夢を形にするにはお金もかかります。しかし、すべてを自分好みに仕上げることができるという、至高の喜びがそこにはあります。お金にも時間にも妥協しない覚悟があるのなら、フルオーダー住宅は注文住宅の理想型です。

セミオーダー住宅・もっと手軽に注文住宅

セミオーダー住宅は、フルオーダーの注文住宅とは違い、家のベースとなる形は既に決まっている住宅です。ベースは決まっていますが、間取りや内外装のカラー、家に導入する設備などに関しては、幅広く選ぶことができます。セミオーダー住宅は、フルオーダー住宅と比較すると、建築に関する理解もそれほど必要なく、またベースが決まっているため、よけいなお金がかかることがほとんどないという利点があります。

確かにマイホームの夢を持っていたとしても、フルオーダーの注文住宅となると、敷居の高さを感じるという方は多いようです。ましてや住宅に関する知識が乏しいとなると、自分の好みが多く反映されつつも、パーツを選ぶ感覚でオーダーのできるセミオーダー住宅を選ぶというのも納得できます。実際、多くの方がセミオーダー住宅を選んでいるようです。

注文住宅を選ぶ前に知っておきたい長所と短所

注文住宅

注文住宅は、自分の好みを反映させて建てるオーダーメイドの新築住宅です。自分の夢の我が家を実現する理想的な手法ですが、もちろん、そこには長所と短所があります。注文住宅で住宅を新築する前に、その長所と短所を理解しておきましょう。もしかしたら、思い描いている住宅は建売住宅でも十分に実現できるものかもしれません。

注文住宅の長所

注文住宅を選ぶ理由となり得るメリットについてご紹介します。

オンリーワン

自分の好みですべてを作り上げる注文住宅は、世界のどこにも存在しない、まさしくオンリーワンの住宅です。たとえセミオーダー住宅を選んだとしても、内外装のカラーなどは自由に選択できますので、まず同じ家が存在するということは考えられません。

住宅地などで、同じ形の家が並んでいる光景を見たことがある方は多いと思います。それが悪いというわけではありませんが、長い時間を、もしかしたら一生を共に過ごすことになる家ですから、自分のカラーが反映されていることは重要なことです。そこに個性がなければ、どう自分の家を愛せばいいのでしょうか?オンリーワンの家は個性です。愛することのできる家です。間違いありません。

フレキシブル

自分だけの家がデザインできる注文住宅。形の決まっている建て売り住宅ではあり得ない、フレキシブルさが特徴です。

自分好みの外壁
天窓を設置したい
サウナを設置したい

などなど、すでに仕様が決まっている建売住宅とは違い、建築基準に反しない限り、自分好みでフレキシブルに新居を設計することができます。

建築の進行状況をチェック可能

注文住宅は、建売住宅とは違い、建築作業の状況を、工事依頼者としてチェックすることができます。建売住宅の場合は、あたりまえですが、すでに建っている住宅を購入するため、その建築中の状況を知るよしはありません。たとえ何か手抜き作業が行われていたとしても、できあがった建物からはうかがい知ることができません。

注文住宅の場合は、建築中の状況を、工事の依頼者としてチェックすることができます。これは業者さんにとっても、いい意味で緊張感を維持することにつながります。もちろん、プロの仕事ですから、人が見ていないからといって手抜きをされたのではたまったものではありませんし、多くの業者さんがすばらしい仕事をしていることは間違いありません。しかし、現実に手抜き工事が白日の下にさらされることも、しばしば発生しています。

このようなことを避けるという意味で、時々依頼者が現場視察に訪れるということは意味があることです。業者さんの中には、自主的に第三者に依頼して施工状況をチェックしているところもあります。このような業者さんだと信頼度も高くなりますね。

予算もフレキシブルに調整可

注文住宅の場合、自分好みのオーダーメイドで新築します。そのため、建売住宅よりは当然ながらお金は多く必要になります。しかし、物は考えようです。お金がかかるというのは、同様のクラスの建売住宅と比較した場合です。

繰り返しますが、注文住宅は自分好みのオーダーメイドです。そのため、どこかに譲れないこだわりがあるのなら、そのこだわりは絶対に貫き通す。反対に大してこだわらない部分があれば、その部分にはあまりコストをかけない。そういった家づくりができるのです。お金を使うところにメリハリを付けられる。注文住宅の長所と言えます。

注文住宅の短所

注文住宅で新築住宅を建てる前に、知っておくべき短所を理解しておきましょう。

完成まで時間がかかる

注文住宅は、オーダーメイドであるが故に、工務店など、業者さんとの話し合いを重ねる必要があります。すでに土地がある場合なら少し話はスムーズですが、まだ土地も無い状態となると、ここからスタートということになりますので、さらに時間がかかります。

想定外の出費も

注文住宅の建築では、予算はフレキシブルに調整可能だというお話をしました。たしかにその通りなのですが、金銭面では想定外の出費がかさむ可能性があります。これは工事に関するものではなく、諸経費に含まれるものです。特に建築に着手する前の調査段階で地盤改良等の必要性が出た場合、想定外に大きな出費となる可能性があります。そのため、注文住宅で新築をする際は、ぎりぎりの予算で計画を立てるのではなく、ゆとりを持って計画を立てる必要があります。

理想を現実にする注文住宅

注文住宅

注文住宅は、自分の夢のマイホームを現実にするオーダーメイド住宅です。こだわりを表現して作る家は、末永く愛することのできる、まさに「城」。注文住宅の長所と短所、両方を理解した上で、夢のマイホームづくりを始めましょう。